・コンピュータに興味がある。
今の20代はスマホ世代。パソコン自体は決して日常生活で必須ではありません。しかしITの仕事をする以上、コンピュータに興味があって、自分で探求心をもって取り組むのが楽しい、という姿勢が大切だと思っています。
1995年11月下旬深夜、秋葉原で大行列ができるニュースがテレビで放映されていました。Windows95日本語版の発売日です。当時、塾講師でワープロでさえも苦戦していましたが、これからはパソコンが使えないといけない、と思いつつもなかなか手が出せませんでした。
それから1年後、意を決して寒いなか自転車で電気屋へ。事前知識ゼロのまま、店員から言われるがまま(笑)にデスクトップパソコンを、『30万円』で購入。試行錯誤で操作しているうちにコンピュータそのものに興味を持ち、もっと知りたくなり、自分でプログラムを作りたくなり、業界を変えて27歳で永和情報システムに入社しました。
95年の冬に見た、あの秋葉原の行列、お祭り騒ぎに心躍らせることがなかったら、別の業種を歩んでいたでしょう。
そういうわけで、興味を持つ、好きである、というのは技術・知識の探求には欠かせないし、自分が進む道に大きな影響を与えると思います。
・チームワークで動ける人。
会社に属して行う仕事は1人ではできません。必ず他者と一緒に行います。そういう意味で学生時代のクラブ・サークル活動やアルバイト経験が豊富で人間関係で様々な苦労や経験をすることが、自身の財産となり力になります。
ITの仕事はときにはつらいことも多いです。逃げたくなることもあります。そういうときこそお互いに助け合い、果敢に問題に立ち向かっていく、チームワークで乗り超える、そういう姿勢が大事です。