あまだい(甘鯛)

スズキ目アマダイ科に属する魚で、「鯛」と言う名がついていても鯛の仲間ではありません。額が突き出た大きな頭部、細長くかなり側扁した体形の淡紅色の魚です。「白あまだい」「赤あまだい」「黄あまだい」の三種類を総して甘鯛と呼びます。本州中部以南から南シナ海にかけて分布しています。肉質の柔らかい皮目の美しい高級魚です。

 

三種類あります あまだいには三種類あり、一般的には白あまだいが上物とされています。
  • 白あまだい
    シラカワともいわれ関西では特に「ぐじ」と呼ばれ珍重されています。体全体が白っぽく成魚は60
    cm位になり、三種類の中では一番身が締まっておいしいとされます。
  • 赤あまだい
    体全体が赤く、目の後ろにくさび形の銀白色の帯があります。あまだいの中では最も漁獲量が多く成魚は50
    cm位になります。
  • 黄あまだい
    体全体が黄色っぽく銀色の斑点が眼の斜め前下から唇にかけて走っています。成魚は30
    cm位になります。さっぱりとした味わいですが、淡白すぎて味が落ちるともいわれています。
冬が旬です

10月頃から4月頃まで出回りますが、鮎が出てくると味が落ちると言われるように冬が旬です。他の魚に比べて脂肪分が少なく、80%近くが水分という水っぽい魚ですが、この時期のものは「すなずり」と呼ばれる腹部に脂がのりおいしくなります。

おいしい食べ方
  • 水分が多く身が柔らかく淡白な味の魚なので、ひと塩してから調理すると良いでしょう。京都では昔から福井県若狭地方でとれたあまだいにひと塩したものを「若狭ぐじ」と呼び特に珍重してきました。
  • 以前は関東ではあまり見かけない魚でしたが、最近はひと塩ものだけでなく生のあまだいも見かける様になりましたので、あまだいを使った料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
  • おすすめの食べ方としては刺身、昆布じめ、塩焼き、西京漬け、酒蒸し、かぶら蒸し、祐庵焼き、椀だね、洋風ムニエルなどです。

選ぶ目安は 新鮮なものはどの魚にも大体共通することですが、体色が鮮やかで腹のしっかりしているものです。あまだいの場合はさらにうろこが簡単に落ちるものはさけた方が良いでしょう。新鮮なものが手に入ったら、ひと塩して、きっちりラップやシートで包んで冷蔵庫に半日程寝かせてから調理すると身も締まりうまみも増しておいしく頂けます。この場合は塩といってもあら塩といわれるものを使うことが大切です。
レシピ1

あまだいのかぶら蒸し

材料:(4人分)

あまだい上身 4切 A 卵白小1個分・片栗粉小2
かぶ(大きめ) 4個〜6個
ムキエビ小 20尾 B だし汁3c
ぎんなん水煮 12粒 みりん大3 1/2
薄口醤油大1・塩少々
  1. あまだいは両面に塩を少々ふり、一切れづつ別々の器の中に入れる。(器は4個用意して下さい)
  2. かぶは皮をむいてすりおろし、水気を絞りAに塩少々を加えてまぜます。
  3. ムキエビは軽く塩ゆでし、ぎんなんは横半分に切ってAに混ぜ4等分して@で用意したあまだいの上に乗せ蒸気の上がった蒸し器に入れて10分程蒸します。
  4. Bをひと煮立ちさせ、倍量の水で溶いた片栗粉でとろみをつけます。
  5. Bが蒸し上がったら上からCをかけ、おろしワサビを乗せてできあがりです。

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